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瞑想とマインドフルネス

眠れない夜にも。誘導瞑想の効果とは

眠れない夜にも。誘導瞑想の効果とは

誘導瞑想とは?朝晩に行う効果も解説

今回ご紹介するのは誘導瞑想です。

瞑想を始めてみたいけど種類がありすぎてわからないというひとや、自分なりに瞑想を続けているけど集中力がなかなか続かないというひとにおすすめの瞑想方法です。

誘導瞑想でかけてくれる言葉や、朝または夜眠る前に誘導瞑想を行う効果などもご紹介します。マインドフルネスな状態でいられるようにサポートしてくれる誘導瞑想をさっそく見ていきましょう。

瞑想とは

まずは瞑想とは何なのかを確認していきましょう。

瞑想は次のように明示されています。

心を静めて無心になること
何も考えずにリラックスすること
心を静めて神に祈ること
なにかに心を集中させること
目を閉じ深く静かに思いをめぐらせること

わたしたちは何もしていなくても日々の暮らしのあれこれや、過去に起きた出来事などが立て続けに頭に浮かんできます。そのため脳は休む暇がありません。

たとえば何気ない会話で相手に伝えた一言を思い出し「大丈夫だったかな、もっとほかの言い方があったかもしれない」と頭から離れなかったり、老後の生活を思うと不安で仕方がなかったり。

考えすぎは体に良くないといいますが本当で、心も脳も疲れ切ってしまいますよね。

瞑想は頭に浮かんでくる余計な思考を取り除き、「今ここ」にいるありのままの自分の心と体に意識を向けられるようになるための手段です。

脳の緊張を和らげ、不安や疲れなどがない穏やかな気持ちになることが1番の目的なのです。

考えすぎる状態が続くと現れる症状

考え事をしすぎると精神的に落ち込んでしまいストレスとなり、体にも以下のようなさまざまな症状が出始めます。

・やる気が起きない
・集中力が低下する
・睡眠の質が低下する
・免疫力が低下する など

みなさんはこのような症状に心当たりはありませんか。

ストレスが溜まって体に諸症状が現れる前に、考えすぎている自分に気づき、考え事からそっと距離を置くことがとても大切です。

「今、ここ」に居続けるって難しい

「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態でただ観ること。」マインドフルネスはこのように定義されています。

過去の後悔や未来への不安に思いをめぐらせるのではなく「今、ここ」の自分の心は何を感じているか、体の調子はどうかなどをありのままに気づき受け入れる。

「今、ここ」の現実で自分の心が満ちていれば不安や怒りなどネガティブな感情に振り回されなくなり、穏やかで静かな心でいられるようになります。

しかし「今、ここ」に居続けるってなかなか簡単ではないですよね。

たとえば呼吸瞑想をしているとき、雑念が湧いてきて集中力が続かない自分もありのままに受け入れるとわかっていても、その日の自分のコンディションによっては「やっぱり集中できないなぁ」とがっかりすることもあるでしょう。

だけどがっかりしないで焦らないで、自分のペースでいきましょう。

過去でも未来でもなく「今、ここ」の現実に居られる時間が少しずつですが、きっときっと増えていきます。

誘導瞑想とは

誘導瞑想とはナレーションやひとの声などのガイドに沿って瞑想を行うことをいいます。

ずっと瞑想が気になっているけど始め方がわからないというひとや、「今、この瞬間」ありのままの自分の心と体に意識を向けるマインドフルネス瞑想では集中がすぐに途切れてしまうというひとに誘導瞑想はおすすめです。

瞑想の目的は何も考えずに脳を休ませてリラックスし、穏やかで静かな心になること。

ありのままの自分に戻るために、マインドフルネスの状態へと導いてくれる誘導瞑想にサポートしてもらうのもひとつの方法です。

誘導瞑想でかけてくれる言葉

誘導瞑想ではどんな言葉をかけてくれるのか気になりますよね。誘導瞑想でかけられる言葉には次のようなものがあります。

・「リラックスできる姿勢で座り、目を閉じましょう。」
・「座っている感覚に意識を向けてみます。座っているところは柔らかいですか。それとも硬いでしょうか。」
・「座っているところの温度はどうでしょうか。冷たいですか。暖かいですか。もしくはだんだん暖かくなってきているでしょうか。」
・「呼吸に意識を向けてみましょう。」
・「ゆっくりと鼻から息を吸ってお腹が膨らむのを感じましょう。」
・「ゆっくりと息を吐き出してお腹がへこむのを感じましょう。」
・「浮かんできた考え事から離れ、呼吸に意識を戻しましょう。」など

このように何に意識を向ければいいのか、何を感じればいいのかなどを柔らかい落ち着いた口調で具体的に案内してくれます。自分で瞑想を行うよりも集中しやすく「今、ここ」にいるありのままの自分の心と体に意識を向けやすいのではないでしょうか。

朝と晩に誘導瞑想を行うと得られる効果

誘導瞑想を朝起きてからと、夜眠る前に行うと得られる素晴らしい効果をそれぞれご紹介します。短い時間でも毎日の継続が大切です。

しかしその日の心と体の状態で、瞑想を行う時間は変わってくると思います。まずは無理をしないことがとても大切です。自分のペースでいきましょう。

誘導瞑想を朝行う効果

朝起きてすぐはまだ脳も心も静かで落ち着いた状態のため、マインドフルネスな状態になりやすいとされています。

誘導してくれる言葉を聞きながら自分の心と体の感覚に意識を向けていると、その日1日の自分の状態に客観的に気づきやすくなります。

今日という日のスタートを穏やかな心で始められることで、集中力の維持にも繋がるでしょう。

誘導瞑想を夜眠る前に行う効果

誘導瞑想を夜眠る前に行うと睡眠の質が向上します。この効果は割と早い段階で感じられるといいます。

なかなか寝付けなかったり、夜中に何度も目が覚めてしまったりなど睡眠の悩みを抱えているひとは少なくありません。朝までぐっすり眠れるって本当に幸せなことです。

誘導瞑想の声に耳を傾けながら呼吸に意識を向けているうちに、考え事から離れ脳はお休みモードに。瞑想をしながらいつの間にか眠っていられたら最高ですよね。

誘導瞑想の力を借りてありのままの自分でいられる時間を増やしていこう

今回は誘導瞑想についてご紹介しました。

誘導瞑想は何に意識を向ければいいのか、何を感じればいいのかなどを具体的に案内してくれるため、自分で行う瞑想よりもマインドフルネスな状態を得やすいとされています。

自分ひとりで瞑想を行うのは不安で落ち着かないなというときに、誘導瞑想の力を借りてみてもいいのかもしれません。

朝と夜の誘導瞑想をご紹介しましたが、朝は時間がない場合は無理して行う必要はありません。夜眠る前にお布団に横になって一息ついたときには、誘導瞑想でありのままの自分の心と体に数分だけでも意識を向けてみませんか。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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