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アプリ体験記

心の平安を取り戻すための3つの方法 —「焦り」と「不安」に飲まれそうな日に

心の平安を取り戻すための3つの方法  —「焦り」と「不安」に飲まれそうな日に

はじめに:「平安って、どこにあるんだろう?」

瞑想を毎日の習慣にしてから、ずいぶんと心が整いやすくなりました。
朝の5分と夜の寝る前の静かな時間。
Gasshoアプリの音に身をゆだねることで、自分の中の“静けさ”に触れることができるようになった気がする。

それでも、日によってはどうしようもなく不安が押し寄せてくることがあります。

SNSを見て焦ったり、予定に追われて余白を失ったり。
静かな時間を持っていても、どこか落ち着かない——
そんな経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。

「心の平安」は、一度得たら終わりではなく、
毎日の中で何度も“戻る”ものなのかもしれない——
そう感じて、日常の中の小さな習慣を見直してみました。

今回は、私が心の平安を取り戻すために実践している3つの方法をご紹介します。

日中に“整え直す”:1分間でマインドセットに戻る習慣

朝は落ち着いていても、日中になるとあれこれの情報や出来事に心がゆさぶられます。
特にSNSやスケジュールの波に飲まれていると、心がいつの間にか「他人基準」になってしまう。

そんなとき、私は意識的に“止まる時間”を1分だけ取るようにしています。
いわば「マインドセットを整え直す時間」です。

※ここでいう「マインドセット」とは、自分のものの見方や心の姿勢のこと。
前回の記事で書いたように、「=自分軸を取り戻すこと」とも言い換えられる感覚です。
ぐらついていた心を、自分の中心にやさしく戻してあげる——
そんなイメージで、私はこの言葉を使っています。

やり方は本当に簡単です。

・Gasshoアプリを開いて、お経の声や自然音など好きな音をひとつ再生する
・目を閉じて、ただその音に意識を向ける
・呼吸のリズムも気にしない。ただ「聴く」だけ

この1分間は、ふわついた心の“マインドセット”を「やさしい視点」に戻してくれる時間です。
自分の内側に軸を戻す感覚が、少しずつ取り戻せるようになる。
ほんの1分でも、午後からの過ごし方が変わることがあるから不思議です。

「言葉のチカラ」で平安を育てる:自分への声かけ習慣

人の言葉には敏感なくせに、
自分の言葉には無意識になってしまっていた私。

「あれもできてない」「もっと頑張らなきゃ」
——そんな風に、自分を追い詰めるような言葉を心の中で繰り返していたことに、
ある日ふと気づきました。

それから私は、“自分への言葉”を少しずつ変えることにしたんです。

たとえば——

・「私は、私のペースで進んでる」
・「いまの自分も悪くない」
・「完璧じゃなくていい。できたことに目を向けよう」

これは誰かから教えてもらった方法ではなく、
朝晩の瞑想の中で「ふっと」浮かんできた言葉たち。
静かな時間の中で、自分の内側の声に耳をすませていたら、
こうした“やさしい言葉”が自然に出てくるようになりました。

それを心の中で唱えると、スッと肩の力が抜けて、
「大丈夫」と思える時間がほんの少しだけ増えていく。
心の平安は、自分をやさしく扱う言葉からも育まれるのだと、今は感じています。

 夜の“手放す瞑想”:感情を抱きしめて眠る

夜、Gasshoアプリでお経や自然音、ご住職のやさしい語りを聴きながら静かに瞑想する時間。
それは、1日の終わりをやわらかく包んでくれる、私の“自分に戻る”時間です。

でも、ただ座って静かにしていても、
頭の中でその日の出来事や感情がぐるぐるしていることもあります。

そんなとき私は、「今日の気持ちをひとつだけ言葉にする」ということをしています。

たとえば:

・「今日は人に気を使いすぎたな」
・「思ったより自分を責めてたな」
・「がんばったけど、なんだか空回りだった」

その気持ちを、良い・悪いで評価せずに、
ただ「そうだったんだね」と自分に語りかけるように。
そして音を聴きながら、そっと手放していきます。

この“感情のふりかえり”があるだけで、
翌朝の目覚めがまるで違う。
心が軽く、静かになっている。

それは、夜のうちに心の荷物をそっと下ろせたから。
Gasshoの音たちは、私にとって「手放す」ための静かな伴走者です。

心の平安は「日常の中」にある

以前の私は、平安という言葉を“完璧な状態”だと思っていました。
悩みがなくて、うまくいっていて、笑顔でいられる毎日——
そんな日々じゃないと「平安」とは言えない気がしていたんです。

でも、今は違います。

心の平安とは、「どんな状態でも戻れる場所」。
完璧でなくても、疲れていても、落ち込んでいても、
ほんの少しの習慣で「静かな自分」に戻ることができる。

その“戻る力”こそが、私にとっての平安なのだと、今では感じています。

おわりに:あなたにとっての「戻る習慣」は?

焦りが強い日も、涙がこぼれそうな夜も、
私たちの内側にはいつも“平安の種”が眠っています。

それに気づくためには、ちょっとだけ立ち止まる時間が必要です。
音を聴くこと、呼吸を感じること、自分にやさしく話しかけること——
どれも簡単だけれど、大きな変化をもたらしてくれる方法です。

もし今日、心がざわついていたら。
Gasshoアプリで、ご住職の語りや自然音に身をゆだねてみてください。
それは、あなた自身の内側に戻る静かなきっかけになるはずです。

● 今日できる小さな一歩

・1分間、自然音を聴いて目を閉じてみる
・心の中で「私は私でいい」とつぶやいてみる
・今日の気持ちをそっと言葉にしてみる

それだけで、心に「平安の余白」が戻ってきます。

次回は、Gasshoアプリに収録されているご住職の「数息観(すそくかん)」をベースにした、
“不安をやわらげる呼吸法”についてご紹介します。

浅い呼吸のまま日々を過ごしていませんか?
呼吸を整えることで、心の状態も変わっていきます。
次回も、ゆっくり綴りますので、またぜひ読みにきてくださいね。

Team Gassho – Yuka

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